2021.01.12
スタッフブログ高齢出産のリスクって本当!?
第2弾
高齢出産のリスクって本当?
皆さんが良く知ってる、
インターネットなどに載ってる『高齢出産のリスク』って、
本当なのでしょうか?
自院の患者様によくお聴きする内容の中に、
インターネットや産婦人科で、
『年齢的に早く妊娠しないと・・・』
『高齢出産になるから早く体外受精を・・・』
などの脅し文句を言われた!!
などよく耳にしますが。。。
それって本当なのでしょうか???
答えは・・・
下記をご覧下さい(^^)!!
『高齢出産』
この言葉は日本を含め、一部の国でしか使われていません。
そんな一部でしか使われていない言葉が日本では、
世間で言われる高齢出産のリスクとして
①35歳以上の女性にとって出産に耐えられるだけの体力が無い
②卵の劣化、老化
③先天性異常、奇形児になるリスクが上がる
④妊娠高血圧症候群
⑤帝王切開・流産・難産のリスクが上がる
①~⑤までありますが、
分かりやすく紐解いていきましょう。
まずは①の
「35歳以上の女性にとって出産に耐えられるだけの体力が無い」
から解説していきます。
出生率が近年増加傾向にあるフランスと比較してみます。
~総人口~
・日本 : 約1.27億人
・フランス:約6700万人
(約2倍)
~初産平均年齢~
・日本 : 約28歳
・フランス:約31.5歳
(約0.9倍)
~年間産まれる人数(出生率)~
・日本 : 約100万人
・フランス:約83万人
(約1.2倍)
日本の方が人口が2倍。
なのに年間産まれる数は100万人。。。
フランスが83万人なら、
2倍の166万人は産まれてこないと、
一緒の年間出生率にはなりません。
初産平均年齢は日本が28歳。フランスが31.5歳。
日本の方が2.5歳も若いんです!!!
おまけに!!日本の第2子出産の平均年齢は30歳。。。
これでも日本の方が1.5歳も若いんです。
高齢出産のリスクを考えたら。。。
おかしいと思いませんか?
矛盾していますよね!!?
これを見て分かるように、年齢は全く関係ないんです!!!
~不妊治療件数~
・日本 : 約25万人
・フランス:約10万人
(約2.5倍)
~不妊治療成功率~
・日本 : 約6%
・フランス:約20%
(約0.3倍)
~年間不妊治療によって産まれる人数~
・日本 : 約15000人
・フランス:約20000人
(約0.75倍)
ではなぜこんなにも、
・不妊治療の件数
・不妊治療成功率
に差が出てきてしまうのでしょうか。
この差を縮める = 妊娠の確率を上げる
コツになります。
前回のブログの
『高齢と言われる人の妊活のコツ』
にも詳しく書いてありますが、
妊娠・出産に耐えうる体 = 健康状態が良い = 妊娠率UP
その妊娠率UPのコツとは?
。。。
次回のお楽しみに♪
次回『高齢出産のコツについて』
施術スタッフ 小寺