2026.10.11
アトピー腸活の嘘⑨(番外編)|乳酸菌は、腸に住みつかないと意味がないんですか? ——飲むのをやめて14日後、87%の人で元の水準に戻っていました—— 名古屋・本山整体サロン 吉川真介
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腸活の嘘⑨(番外編)|乳酸菌は、腸に住みつかないと意味がないんですか?
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——飲むのをやめて14日後、87%の人で元の水準に戻っていました——
名古屋・本山整体サロン 吉川真介
乳酸菌を飲む。
善玉菌が増える。
腸内フローラが整う。
——よく聞きますよね。
で、聞きたいんです。
本当に、その菌は住みついているんですか。
そしてもう一つ。
そもそも、住みつかないと意味がないんですか。
腸活の嘘⑧はコチラ
名古屋市名東区・千種区で、アトピーや慢性不調の方を診続けて15年以上。
僕自身も、生まれてすぐから40年、アトピーでした。
シリーズの最後に、この質問に答えます。
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ちゃんと、調べられています
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まず、面白い研究を紹介します。
日本人なら誰でも知っている、ヤクルトのシロタ株。
この菌株は、便の中から識別して数えることができます。
2023年、健康な成人26人を対象にした研究が出ています。
毎日80mLの発酵乳を飲んでもらいました。
飲用7日目と14日目では、便の中の生きたシロタ株が、はっきり増えていました。
——ここまでは、想像どおりです。
「生きて腸まで届く」。
実際に、届いて、便から出てくる。
でも、面白いのはその先です。
飲むのをやめて、14日。
結果は、こうでした。
【87%の参加者で、便の中の生きたシロタ株が、飲む前の水準に戻っていました】
——あれ。
ずっと住みついているわけじゃないんですか。
ここは、正確に書いておきます。
健康な成人26人の小規模な研究です。
そして、メーカーの関係者が著者に含まれています。
それでも、きちんと測って、きちんと報告されている数字です。
そして、ほかの研究でも、やめたあとは検出されにくくなる傾向が報告されています。
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つまり、どういうことか
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第3部で書いた話と、つながります。
便から検出されることと、腸の壁に定着することは別です。
そして今回の話はこうです。
飲んでいる間は、便から出てくる。
やめると、多くの人で元に戻る。
もちろん、便から検出されなくなったことで、腸の壁に一匹も残っていないと証明できるわけではありません。
言えるのは、ここまでです。
【長期的に住みつくことは確認されていない。一時的な通過と検出が中心と考えられる】
だから、こういう説明には無理があります。
「飲んだ菌が、そのまま腸に住みついて、善玉菌を増やしてくれる」。
そんな単純な話ではないんです。
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ここで、話が逆転します
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住みつかないなら、意味がないのか。
——ここが、今回いちばん面白いところです。
実は、菌は死んでいても働くことがあります。
2021年、国際的な専門家団体(ISAPP)が、ポストバイオティクスという言葉について合意文書を出しました。
その定義が、これです。
生きていない微生物、またはその構成成分からなる製剤で、宿主に健康上の利益をもたらすもの。
つまり、意図的に不活化された菌体です。
生きていません。
それでも、健康への利益が実証されているなら、ポストバイオティクスと呼ばれます。
言葉選びも、面白いんです。
「不活性(inactive)」ではなく、「生きていない(inanimate)」という語が選ばれました。
理由は、こうです。
「不活性」だと、何もしない物質のように聞こえてしまう。
でも実際は、生きていた微生物が殺されただけで、働きを失ったとは限らない。
——だから、この言葉にした。
【生きていなくても、働くことがある】
これが、今の見方です。
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ただし、ここも単純にしないでください
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「じゃあ、死菌で十分なんだ」。
——そう読まないでください。
三つ、分けておきます。
一つ。
死んだ菌なら何でも有効、ではありません。
定義でも、効果が対象となる相手で確認されていることが条件になっています。
二つ。
「死菌は栄養として吸収されるから効く」という説明も、不十分です。
菌体の成分が免疫などに働きかける可能性が研究されています。
ただの栄養補給の話ではありません。
三つ。
精製された代謝産物やワクチンは、ポストバイオティクスには含まれないとされています。
言葉が流行ると、何でもそこに入れられてしまいます。
そこは、分けて読んでください。
そして、生きた菌だからこその働きもあります。
どちらが上という話ではありません。
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もう一度、言葉を並べます
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第3部でも書きましたが、大事なのでもう一度。
生きて届いた。
生き残った。
便から検出された。
腸に定着した。
健康になった。
——全部、別の話です。
そして今回、もう一つ加わりました。
【健康に役立つために、必ず定着する必要すらない】
ここまで分かってくると、広告の読み方が変わります。
「生きて腸まで届く」。
——それは、どこまでの話ですか。
届いたあと、何をしたんですか。
住みついたんですか。
通り過ぎたんですか。
そして、それであなたの体は、どう変わったんですか。
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僕が、乳酸菌をどう見ているか
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否定していません。
飲んでいる人に、やめろとも言いません。
ただ、期待する場所は変えます。
「住みついて、腸を作り変えてくれる」。
——そこを期待すると、たいてい外れます。
飲んでいる間、通り過ぎながら何かをしている。
それが、その人の体で意味のある変化になっているかどうか。
見るのは、そこだけです。
だから、第3部と同じ三つを聞きます。
何のために飲み始めたのか。
どれくらい続けているのか。
何が変わったのか。
——これに答えられるなら、続ける価値があります。
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「乳酸菌を飲んでいるが、効いているのか分からない」。
「やめたら戻るのが怖くて、続けている」。
「結局、何を基準に選べばいいのか分からない」。
そう感じている方は、LINEで【土台チェック】と送ってください。
今飲んでいるもの、飲み始めた時期、便とお腹の状態、肌の経過。
そこから、何が先かを一緒に決めます。
必要な方には、初回限定6,900円で、アトピー整体の初回相談・施術もご案内しています。
乳酸菌は、腸に住みつかないと意味がないのか。
答えは、こうです。
多くの場合、長く住みつくわけではありません。
やめれば、元の水準に戻る人が多い。
でも——
住みつかなければ無意味、というわけでもありません。
生きていない菌体でも、健康への利益が確認されるものがあります。
つまり、問題は「住みつくかどうか」ではなかったんです。
【生きて腸まで届くことと、健康に役立つことは別。そして、役立つために必ず定着する必要すらない】
だから、広告の言葉で判断するのをやめてください。
判断するのは、あなたの体です。
お腹は楽になったか。
便は安定したか。
夜、眠れるようになったか。
肌は、三か月前と比べてどうか。
——そこが、ずっと変わらない物差しです。
九回にわたって、ありがとうございました。
このシリーズで言いたかったことは、最初から最後まで一つです。
【菌を増やすことが目的じゃない。人間が健康になることが目的です】
名古屋・本山整体サロン
吉川真介
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
愛知県名古屋市千種区本山
東山線 本山駅から徒歩1分
〒464-0819
愛知県名古屋市千種区四谷通1丁目23
アルファランドビルB1
本山整体サロン
#名古屋整体 #本山整体 #千種区整体 #名東区整体 #アトピー #腸活 #乳酸菌 #プロバイオティクス #ポストバイオティクス #腸内環境 #体質改善 #アトピー整体 #本山整体サロン
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(本文で触れた資料)
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Cook CM, et al. The probiotic Lacticaseibacillus paracasei strain Shirota (LcS) in a fermented milk beverage survives the gastrointestinal tract of generally healthy U.S. Adults.
International Journal of Food Sciences and Nutrition. 2023;74(5).
Salminen S, et al. The International Scientific Association of Probiotics and Prebiotics (ISAPP) consensus statement on the definition and scope of postbiotics.
Nature Reviews Gastroenterology & Hepatology. 2021;18:649-667.
Zmora N, et al. Personalized Gut Mucosal Colonization Resistance to Empiric Probiotics Is Associated with Unique Host and Microbiome Features.
Cell. 2018;174(6):1388-1405.
腸活の嘘⑨(番外編)|乳酸菌は、腸に住みつかないと意味がないんですか?
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——飲むのをやめて14日後、87%の人で元の水準に戻っていました——
名古屋・本山整体サロン 吉川真介
乳酸菌を飲む。
善玉菌が増える。
腸内フローラが整う。
——よく聞きますよね。
で、聞きたいんです。
本当に、その菌は住みついているんですか。
そしてもう一つ。
そもそも、住みつかないと意味がないんですか。
腸活の嘘⑧はコチラ
名古屋市名東区・千種区で、アトピーや慢性不調の方を診続けて15年以上。
僕自身も、生まれてすぐから40年、アトピーでした。
シリーズの最後に、この質問に答えます。
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ちゃんと、調べられています
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まず、面白い研究を紹介します。
日本人なら誰でも知っている、ヤクルトのシロタ株。
この菌株は、便の中から識別して数えることができます。
2023年、健康な成人26人を対象にした研究が出ています。
毎日80mLの発酵乳を飲んでもらいました。
飲用7日目と14日目では、便の中の生きたシロタ株が、はっきり増えていました。
——ここまでは、想像どおりです。
「生きて腸まで届く」。
実際に、届いて、便から出てくる。
でも、面白いのはその先です。
飲むのをやめて、14日。
結果は、こうでした。
【87%の参加者で、便の中の生きたシロタ株が、飲む前の水準に戻っていました】
——あれ。
ずっと住みついているわけじゃないんですか。
ここは、正確に書いておきます。
健康な成人26人の小規模な研究です。
そして、メーカーの関係者が著者に含まれています。
それでも、きちんと測って、きちんと報告されている数字です。
そして、ほかの研究でも、やめたあとは検出されにくくなる傾向が報告されています。
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つまり、どういうことか
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第3部で書いた話と、つながります。
便から検出されることと、腸の壁に定着することは別です。
そして今回の話はこうです。
飲んでいる間は、便から出てくる。
やめると、多くの人で元に戻る。
もちろん、便から検出されなくなったことで、腸の壁に一匹も残っていないと証明できるわけではありません。
言えるのは、ここまでです。
【長期的に住みつくことは確認されていない。一時的な通過と検出が中心と考えられる】
だから、こういう説明には無理があります。
「飲んだ菌が、そのまま腸に住みついて、善玉菌を増やしてくれる」。
そんな単純な話ではないんです。
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ここで、話が逆転します
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住みつかないなら、意味がないのか。
——ここが、今回いちばん面白いところです。
実は、菌は死んでいても働くことがあります。
2021年、国際的な専門家団体(ISAPP)が、ポストバイオティクスという言葉について合意文書を出しました。
その定義が、これです。
生きていない微生物、またはその構成成分からなる製剤で、宿主に健康上の利益をもたらすもの。
つまり、意図的に不活化された菌体です。
生きていません。
それでも、健康への利益が実証されているなら、ポストバイオティクスと呼ばれます。
言葉選びも、面白いんです。
「不活性(inactive)」ではなく、「生きていない(inanimate)」という語が選ばれました。
理由は、こうです。
「不活性」だと、何もしない物質のように聞こえてしまう。
でも実際は、生きていた微生物が殺されただけで、働きを失ったとは限らない。
——だから、この言葉にした。
【生きていなくても、働くことがある】
これが、今の見方です。
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ただし、ここも単純にしないでください
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「じゃあ、死菌で十分なんだ」。
——そう読まないでください。
三つ、分けておきます。
一つ。
死んだ菌なら何でも有効、ではありません。
定義でも、効果が対象となる相手で確認されていることが条件になっています。
二つ。
「死菌は栄養として吸収されるから効く」という説明も、不十分です。
菌体の成分が免疫などに働きかける可能性が研究されています。
ただの栄養補給の話ではありません。
三つ。
精製された代謝産物やワクチンは、ポストバイオティクスには含まれないとされています。
言葉が流行ると、何でもそこに入れられてしまいます。
そこは、分けて読んでください。
そして、生きた菌だからこその働きもあります。
どちらが上という話ではありません。
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もう一度、言葉を並べます
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第3部でも書きましたが、大事なのでもう一度。
生きて届いた。
生き残った。
便から検出された。
腸に定着した。
健康になった。
——全部、別の話です。
そして今回、もう一つ加わりました。
【健康に役立つために、必ず定着する必要すらない】
ここまで分かってくると、広告の読み方が変わります。
「生きて腸まで届く」。
——それは、どこまでの話ですか。
届いたあと、何をしたんですか。
住みついたんですか。
通り過ぎたんですか。
そして、それであなたの体は、どう変わったんですか。
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僕が、乳酸菌をどう見ているか
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否定していません。
飲んでいる人に、やめろとも言いません。
ただ、期待する場所は変えます。
「住みついて、腸を作り変えてくれる」。
——そこを期待すると、たいてい外れます。
飲んでいる間、通り過ぎながら何かをしている。
それが、その人の体で意味のある変化になっているかどうか。
見るのは、そこだけです。
だから、第3部と同じ三つを聞きます。
何のために飲み始めたのか。
どれくらい続けているのか。
何が変わったのか。
——これに答えられるなら、続ける価値があります。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
「乳酸菌を飲んでいるが、効いているのか分からない」。
「やめたら戻るのが怖くて、続けている」。
「結局、何を基準に選べばいいのか分からない」。
そう感じている方は、LINEで【土台チェック】と送ってください。
今飲んでいるもの、飲み始めた時期、便とお腹の状態、肌の経過。
そこから、何が先かを一緒に決めます。
必要な方には、初回限定6,900円で、アトピー整体の初回相談・施術もご案内しています。
乳酸菌は、腸に住みつかないと意味がないのか。
答えは、こうです。
多くの場合、長く住みつくわけではありません。
やめれば、元の水準に戻る人が多い。
でも——
住みつかなければ無意味、というわけでもありません。
生きていない菌体でも、健康への利益が確認されるものがあります。
つまり、問題は「住みつくかどうか」ではなかったんです。
【生きて腸まで届くことと、健康に役立つことは別。そして、役立つために必ず定着する必要すらない】
だから、広告の言葉で判断するのをやめてください。
判断するのは、あなたの体です。
お腹は楽になったか。
便は安定したか。
夜、眠れるようになったか。
肌は、三か月前と比べてどうか。
——そこが、ずっと変わらない物差しです。
九回にわたって、ありがとうございました。
このシリーズで言いたかったことは、最初から最後まで一つです。
【菌を増やすことが目的じゃない。人間が健康になることが目的です】
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(本文で触れた資料)
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Cook CM, et al. The probiotic Lacticaseibacillus paracasei strain Shirota (LcS) in a fermented milk beverage survives the gastrointestinal tract of generally healthy U.S. Adults.
International Journal of Food Sciences and Nutrition. 2023;74(5).
Salminen S, et al. The International Scientific Association of Probiotics and Prebiotics (ISAPP) consensus statement on the definition and scope of postbiotics.
Nature Reviews Gastroenterology & Hepatology. 2021;18:649-667.
Zmora N, et al. Personalized Gut Mucosal Colonization Resistance to Empiric Probiotics Is Associated with Unique Host and Microbiome Features.
Cell. 2018;174(6):1388-1405.

